希望の物語
御父は、私たちを暗闇の力から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。
[コロサイ人への手紙 1:13]
物語
これは 時の始まり以来続く、礼拝するべきお方についての本当のお話です。 天はこの方の栄光を語り、大空はその手のわざを告げ知らせます。動物たちはこの方の名前を知り、鳥たちはこの方に賛美を歌っています。太陽も月もこの方を礼拝し、輝く星はこの方の栄光を反映しています。「ことばや漢字」もこの創造のコーラスに加わっています。
すべての人がいと高き神を知る希望をもって。
神
神は唯一で、いと高きお方です。すべてのものを支配しておられます。人や国々、どのような神々や偶像よりも力があります。このいと高き神は創造者です。空、地、水、山、海、太陽、月、星、すべての草木や動物、見えるものすべてを造られたのです。そして神とのすばらしい関係を持つように男と女を造られました。神は彼らを愛されました。神はすべてのものを造り、それを良しとされたのです。
いつ高き神はすべてを支配しておられます。
神/神 = 示+人+田(漢字の成り立ち:神は人に示されました。)
福
いと高き神は、男と女が暮らすために美しい園を備えてくださいました。彼らは園を大切にし、そこでの生活を楽しみました。ここで、神は彼らに一つの特別な命令をお与えになりました。それは、園にあるどの実を食べてもよいけれども、一つの木からは、食べてはいけないというものでした。 もし、その実を食べたら、神との関係が壊れ、死んでしまいます。彼らは神の言葉を聞き,園において神との素晴らしい関係にありました。
いと高きが、私たちを創られたのは、神との素晴らしい関係を永遠に持つためでした。
福/福 = 示+一+口+田(漢字の成り立ち:神は一人の人に園を与えられました。)
罪
ある日、悪魔は男と女をだまし、禁止された実を食べることを勧めました。その時、彼らは神の命令に逆らいました。罪とは、神の命令に逆らうことです。いと高き神は、正しく聖なるお方です。ですから罪を罰さなければなりません。そこで神は、二人を園から追い出されました。彼らと神との関係は、壊れてしまったのです。人は、良い行いをし、良い哲学の教えに従い、宗教や偶像さえも作る事で、自分自身を聖く保とうとしてきました。けれども誰一人として、そのようなことにより、神と元の関係を元に戻せないのです。
人間といと高き神は,今や永遠に引き離されてしまいました。
罪 = 四+非(漢字の成り立ち:罪のために, 人間が網に縛られてしまいます。そこから, 逃げる道はありません。)
義
しかし、いと高き神は、それでもなお人(あなたや私)を深く愛されていました。そこで、私たちが神ともう一度繋がる道を、与えてくださいました。神は、イエスを遣わして、 神との関係を元に戻す道を示してくださったのです。イエスとは、どなたでしょう。イエスは、唯一の神、神の独り子であられます。イエスは完璧な犠牲となられました。罪のない、死刑になる必要のないお方でしたが、全ての人の身代わりに死んで下さったのです。イエスが私たちの代わりに十字架上につけられ、死んでくださったのは、神が私たちを愛してくださったからです。イエスが十字架上で流された尊い血だけが、私たちの罪を赦すのです。
イエスの死は、私たちへのいと高き神の愛を示します。
義 = 羊 + 我 漢字の成り立ち:イエスは私たちの羊です。つまり、約束された私たちの罪を赦すための犠牲でした。 その羊 {イエス}は私たちの上にあります。私たちが義とされるのは良い行いではなく、イエスが十字架で死なれたからです。
まとめ:
イエスは死後、岩の墓に納められました。けれども、この話は、ここで終わりません。三日目に、イエスは死から復活され、弟子たちの前に現れました。そして、天におられる父の御元に帰られました。イエスは、人間といと高き神との関係を取り戻してくださったのです。
イエスは、私たちの罪の罰を取り除き、神に立ち返る道を備えてくださいました。